占拠行動処理の警官、過失で禁固3カ月【香港―政治】

東区裁判法院(地裁)は1月3日、「セントラル占拠行動」の際に市民を襲撃したとされる元警官の朱経緯氏に禁固3カ月の刑を下した。4日付香港各紙によると、朱氏は2014年11月26日、旺角で秩序維持に当たっていた際、弥敦道の上海商業銀行前で通行人の鄭仲恒氏を警棒で殴打したとして起訴され、昨年12月に「襲撃により身体に傷害をもたらした罪」で有罪が確定した。裁判官は鄭氏の受けた損傷は永久的なものではなく、当時、警官らが占拠行動処理に多大なストレスを受けていたことなどを考慮して量刑は1カ月減刑したと説明。朱氏は上訴を申請し保釈が認められた。警官労働組合の香港警察隊員佐級協会は判決について「前線の警官の士気を低下させ、公務執行にも大きな影響を与える」との声明を発表したほか、警司協会、香港警務督察教会も判決を批判。警察支持団体は7日に1000人を動員して特区政府本庁舎前から湾仔の警察本部までのデモ行進を計画している。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20171127_5418/

 

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