アジア初出店の仏ビストロ

アジア初出店の仏ビストロ

パリジャン大好物‬の「シャロレー産リブアイ」には澄ましバター&ハーブのベルアネーズソース。香り豊かで上質な肉のタフな味わいを絡めて(558ドル)

世界5カ国に16店舗を展開し、フランス美食界をリードするシェフのYannick Alléno氏が、昨秋、アジア初出店となるビストロ「Terroir Parisien Hong Kong」をセントラルにオープンさせた。政治経済の中心地、130席収容する規模が出店の条件で、一切の妥協をせず長い時間をかけて完成させたという。

いちごの「Chantilly」(98ドル)
デリケートなホタテの甘い汁をライスとともに味わう「PilaFaela」(288ドル)
ビストロ定番メニューがそろう。ビーフコンソメゼリーに忍ばせた卵料理の「FrouFrou」(155ドル)

「香港の食環境はドラマチックでパワーにあふれ、人々の食やワインへの興味や知識は深い。さらに、シンプルで上質なパリの伝統的なビストロの温かさや豊かさを、アジアのメガシティーである香港に運びたかった」と話すAlléno氏。地元の市場を訪れて食材を味わい、生産者と会い、自身の独創性をその地に順応させて、地産地消に取り組む姿勢はこれまで通り。パリ産の食材を用いることもあるが、今後は香港でフランス野菜を育てて使用する予定だ。

新年の祝いにふさわしい名店のハイクォリティーな料理を、Alléno氏が手掛ける稀少なワインとともにぜひ味わって。
(文・鈴木理絵/写真提供・同店)

Terroir Parisien Hong Kong

所在地: Shop M20-M24, M/F Prince’s Building, 10 Charter Road, Central, Hong Kong
電  話:2522-9990
営業時間:11:30〜15:00、19:00〜23:00

Share