恒生銀行は12月19日、リポート『香港経済月報』で2018年の香港経済の見通しを発表した。リポートでは香港の域内総生産(GDP)伸び率について今年が3.6%、来年が2.8%と予測。来年の成長率は今年に比べ減速するものの過去5年(2012~16)の平均である2.4%を上回る。世界経済の拡張すう勢が続くほか、地場経済では家庭収入と資産運用が良好なことから引き続き個人消費を支えることがプラス要因になるとみる。ただし香港はすでに市民完全就業の状態で、株式相場は過去10年で最高レベルに達しているため、これら要素が引き続き香港経済を改善させる余地は限られると指摘。また米国のさらなる利上げは資金流出や中国本土経済の減速をもたらし、香港経済の下振れリスクになるとみている。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20171212_5782/