議事規則の改正、親政府派案24項目が可決【香港―政治】

立法会で12月15日、議事妨害を抑制するための「議事規則」改正動議が36時間の審議を経て可決された。16日付香港各紙によると、動議は直接選挙枠が16対6票、職能別選挙枠が22対5票で、ともに過半数の支持を得て通過。可決された修正案は(1)流会後は審議再開に1週間待たねばらなかったのを議長命令でいつでも再開可能に(2)全体委員会の法定人数を35人から20人に引き下げ、非親政府派が頻繁に人数確認を行ったり集団欠席して流会になるのを防ぐ(3)専従委員会の設置申請に必要な人数を20人から35人に引き上げ乱用を防ぐ(4)メディアと傍聴者の退場要求の動議提出には立法会、全体委員会、委員会、小組委員会の議長の同意を必要とする――など24項目。これにより議事妨害を行う余地は大幅に縮小し、一方で非親政府派が提出した修正案はすべて否決された。非親政府派議員は「基本法23条に基づく立法の布石」などと指摘して議場で抗議活動を行い、計11人が相次ぎ退場させられた。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20171214_5927/

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