香港の電力会社2社が来年1月からの電気料金の値上げを発表した。12月16日付香港各紙によると、基本料金のほか特別控除も合算した値上げ幅は中華電力(中電)、香港電灯(港灯)ともに1キロワット当たりで1.9%になるという。値上げ実施は2018年1月1日から。消息筋の情報では、港灯は当初10%の大幅な値上げを申請したものの行政会議が反発、中電の値上げ幅に合わせるよう港灯側に要請したと伝えられている。特区政府環境局の黄錦星・局長は「過去数年の料金調整凍結後の値上げだが、2%未満で抑えられたのは市民生活が考慮された結果」と評価する姿勢をみせたが、「特別控除で支えられてきた面もあるが、それも長くは続かないだろう」と将来の大幅な値上げについて理解を求めた。今回の値上げは中電で2年ぶり、港灯で4年ぶりとなる。【関連記事】http://www.hkpost.com.hk/history/index2.php?id=17223