中連弁法律部長「香港はすでに赤化している」【香港―政治】

中国の憲法記念日に当たる12月4日、香港で初めての「国家憲法日」座談会が行われた。5日付香港各紙によると、座談会に出席した中央人民政府駐香港特区連絡弁公室(中連弁)法律部の王振民・部長は、憲法第1条に「社会主義制度は中華人民共和国の根本的制度。いかなる組織・個人も社会主義制度を破壊することを禁じる」と規定されているのを挙げ、「香港では社会主義制度を実施しないとしても、香港も国家が実施している社会主義制度を尊重しなくてはならない」と説明。香港は返還後、国際政治上すでに「赤い中国」の版図に入っているため「赤化するしないの問題は存在しない」と述べ、中国共産党の指導を受け入れられない者がいると批判した。また基本法を憲法化して中国憲法と並列関係にしようとする者について「その本質は香港と中国の関係を引き裂くこと」と指摘し、全国人民代表大会(全人代、国会に相当)常務委員会が基本法の解釈権を持っていることは憲法が基本法より高い位置付けにあることを反映していると強調した。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20171204_5653/

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