大手デベロッパーの新鴻基地産が傘下のショッピングモール専用のスマホアプリをリリースすると発表した。12月4日香港各紙によると、具体的には駐車場やレストランの予約、テナントやセールの情報などを提供するアプリで、それぞれの好みに合わせた情報提供で顧客の囲い込みを狙うという。特筆すべきは顔認識技術の導入だ。顧客が同社傘下のモールに入ると、購入履歴などの消費スタイルが収集・分析され、そのデータを元に顧客に合った情報を提供する仕組みだ。企業が顔認識技術を導入する場合、プライバシーの問題に抵触する可能性も指摘されるが、同社では「顔データのほか年齢や性別など一般的な情報は収集するが、それ以外の個人情報には一切触れることはない」と否定している。なおサービス開始は2018年1月中旬で、当初は指定の10カ所のモール限定だが、ゆくゆくは傘下の20数カ所のモールすべてで導入される予定だという。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20171127_5412/