立法会行政管理委員会は11月27日、就任宣誓をめぐる問題で議員資格を喪失した4人に対し議員報酬などの返納を求めることを決定した。28日付香港各紙によると、返納要求額は劉小麗氏(無所属)が約313万ドル、姚松炎氏(建築・測量・都市計画・緑地設計業界選出)が約312万ドル、羅冠聡氏(香港衆志)が約274万ドル、梁国雄氏(社会民主連線)が約275万ドルで、計1174万ドルとなる。4人は7月に高等法院(高等裁判所)から議員資格喪失の判決を受けたため、行政管理委は昨年10月から今年6月までに支払われた議員報酬と事務所運営経費を4週間以内に返納するよう通達する意向だ。4人は記者会見で「汗を流したのに給料が出ない」「政治弾圧だ」などと訴えたほか、就任宣誓と会議への出席は梁君彦・議長に認められたわけだから、追徴するなら対象は梁議長だと指摘。12月3日に「反威権」を掲げたデモ行進を開催すると発表し、市民に政府への不満を表明するよう参加を呼び掛けた。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20170913_3541/