特区政府の元民政事務局長である何志平氏が先ごろ、汚職容疑で米国内で逮捕された。11月24日付香港各紙によると、何氏は上海市のエネルギー会社の代表としてウガンダの要人にわいろを送った疑いがかけられている。何氏とウガンダとの仲介役をしたというセネガルの元政府高官も同時に逮捕され、2人は起訴されたという。何氏は現在、現地で収監されており、保釈を申請するものとみられる。12月20日に1回目の審理が行われる予定だ。何氏が逮捕された時期は、中国華信能源有限公司がロシアの国策石油会社「ロスネフチ」との提携を発表し、2018年1月から中国へ最大で6080万トンの原油を供給するという5年契約を交わしたことが明らかになった時期と重なる。そのため、この逮捕がロ中間のエネルギー戦略に影響を及ぼすことが考えられ、今回の逮捕劇には米国の政治的思惑があるとの見方も出ている。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20170912_3516/