国歌侮辱、スタジアムに「香港独立」支持者も【香港―社会】

香港がホームゲームのサッカーの国際試合で観客による中国国歌へのブーイングが相次いで問題となっているが、11月14日に香港スタジアムで開催されたアジアカップ最終予選「香港対レバノン」で、また観客が国歌を侮辱する行為があった。15日付香港各紙によると、レバノン国歌吹奏時に観客はみんな起立したものの、中国国歌ではブーイングやピッチに背を向ける、中指を立てる、ヤジを飛ばすなどの侮辱的な態度が見られた。その中には香港中文大学学生会の前会長で、中国本土の学生を侮辱する騒動を起こした周堅峰氏もいた。「香港力量」「壮士凌雲」と書いた横断幕を持ちこんだ観客がいたほか、「女長毛」と呼ばれる活動家の雷玉蓮氏も来場し、雷氏自身はサッカーファンではないけれど「国歌法に反対するため国歌にブーイングしようと思い、初めてサッカーを見に来た」と語るなど、香港代表の応援や試合観戦という本来の目的から逸脱した来場も目立った。一方で香港特区の区旗と五星紅旗を掲げ香港代表に声援を送るサポーターも約100人いて、スポーツの政治利用はしてほしくない、国歌を侮辱する行為には反対だと話す観客も多かった。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20171113_4989/

 

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