香港で中国本土の公安や公務員を名乗る電話詐欺の被害が頻発する中、１～９月では５００件近くの被害があったという。１０月２４日付香港各紙によると、１～９月に警察が受けた電話詐欺にかかわる通報は７１６件、実際に被害に遭ったのは昨年同期比４０％増の５８７人。うち、本土の公安や公務員を名乗る電話詐欺は４９６件、被害額は１億５７００万ドルに上る。また、１０月９～１５日の１週間だけでも本土出身の香港留学中の学生９人ら、若者が騙される被害が１１件に達し、被害額は６０００～８万ドルとなっている。一方、香港警察が７月に詐欺事件専門の相談センター「反詐騙協調中心（ＡＤＣＣ＝Ａｎｔｉ―Ｄｅｃｅｐｔｉｏｎ Ｃｏｏｒｄｉｎａｔｉｏｎ Ｃｅｎｔｒｅ）」を設立して以降、寄せられた相談は７０００件以上に上る。うち、２００余りが自分や家族、友人らが被害にかかわるケースで、約３０件はホットラインに相談したことで未然に防ぐことができたという。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20171024_4586/
