リップクリーム、値段は保湿効能と比例せず

消費者委員会は10月16日、香港域内で市販されているリップクリームの品質調査の結果を発表した。17日付香港各紙によると、これは国際的な消費者研究組織であるインターナショナル・コンシューマー・リサーチ・アンド・テスティング(ICRT)との共同調査。香港市場でも流通している非鉱物油を使用したリップクリーム10種(価格39~160ドル)について、5点満点での評価を行った。その結果、5種が3.5点、残りの5種が3.0の評価を得た。リップクリームを塗って2時間経過した後の保湿効能は価格による差異はないことが判明。1本39ドルの「lavera」「eos Revolution of Smooth」と1本160ドルの「Dr Hauschka」の評価はいずれも3.0で中程度の保湿効能があることが分かったが、総合評価では安価な「lavera」「eos Revolution of Smooth」が「Dr Hauschka」を上回ったという。一方、10種のうち9種に香料が使われており、最も値段が高い「Dr Hauschka」には10種類の香料が含まれることが分かった。香料は場合によってアレルギーを引き起こす恐れもあり、消費者委員会は肌が敏感な人は注意するよう呼び掛けている。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20170918_3599/

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