旺角占拠の強制執行妨害で9人に有罪判決【香港―政治】

高等法院(高等裁判所)は10月13日、「セントラル占拠行動」の旺角占拠地で裁判所の強制執行を妨害した件で9人に有罪判決を下した。10月14日付香港各紙によると、2014年11月26日に旺角の占拠地でミニバス会社が申請した裁判所臨時禁止令の強制執行が行われた際に警官隊との衝突が発生し、20人が強制執行を妨害したことにより法廷軽視罪で起訴された。学生リーダーだった香港衆志の黄之鋒・秘書長、香港専上学生連会(学連)の●敖暉・元副秘書長や社会民主連線(社民連)の黄浩銘・副主席らが含まれている。このうち黄之鋒氏や●氏ら11人は7月の開審時に罪を認め情状酌量を求めたものの、黄浩銘氏ら9人は否認しており、今回はまずこの9人に有罪判決が下された。裁判官は判決文の冒頭で「占拠行動が正しいか間違っているかは法廷が処理する問題ではなく、原告は各被告が現場にとどまる意図があり、その行為は司法作業の執行を邪魔する可能性があったことを証明すれば、刑事法廷軽視罪を構成するのに十分」と指摘した上で、「強制執行の宣告と警告は十分明確だったが被告らは現場から離れなかった。事実上、強制執行の実施を遅らせており、司法作業の執行への深刻な干渉に当たる」と述べ、特に黄浩銘氏は群衆を煽動したと名指しで批判した。【●=山かんむりに今】【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20171003_4128/

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