台風20号(国際名:カーヌン)の影響から10月15日、香港天文台は8時40分に台風警報のシグナル8を発令。同日19時20分にシグナル3へ、同22時40分にシグナル1へと降格した。同日は香港全域でさまざまな被害が出た。10月16日付香港各紙によると、シグナル8発令後は強風ため青馬大橋、汀九橋などを含む幹線道路で交通規制および通行止めとなって深刻な渋滞を招き、香港国際空港へ向かうルートは一時車列の長さが13キロにも及んだ。バスで空港へ向かっていた旅客や航空会社関係者らの多くが車から降りてスーツケースを引きながらMTR駅まで歩き、列車に乗り換えて空港へ向かったという。香港天文台の資料によると、今年シグナル8が発令された台風はこれで5つ目となるが、1年のうちにシグナル8以上の警報が発令された台風が5つあった年は1964年、1999年に続き今年が3度目という。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20171016_4407/