日用品や家庭用品を扱う小売りチェーン「日本城」で販売していた商品の重量に虚偽が見つかり、先ごろ罰金刑を受けた。10月13日付香港各紙によると、問題となったのはラベンダーやレモンなどの香りがする防虫剤・防臭用品3種。税関職員が支店数店舗で客のふりをして購入した商品が、包装に記されていた内容量と実際の重量が異なることを発見。480グラム入り商品は実際には386.3~451グラムで、240グラム入り商品では実際は204.2~213.8グラムしか入っていなかった。国際法では質量の誤差は、240グラムの商品ならば18グラムを、480グラムの商品ならば28.8グラムを超えてはならないと定められており、今回見つかった商品の最大誤差は93.7グラムと国際基準を大きく上回っていた。税関から商品説明条例違反として税起訴された同社は、該当の商品は揮発性であり、プロバイダーが製造後すぐに包装しなかったため揮発してしまい誤差が出たと主張しつつも罪状を認め、10月12日に行われた裁判で3万2000ドルの罰金が言い渡された。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20170619_1146/