最盛期を迎えている種なし大粒のぶどう「ピオーネ」と「マスカット」の物産フェアが10月1日まで銅鑼湾SOGOの地下2階で行われた。主催は岡山県新見市で、香港での出展は昨年に続いて2回目。同市のピオーネの今年の予想生産量は約1700トン、海外への輸出量は2016年度は339トン、輸出額約5億9000万円で、年々伸びている。同市の栽培の特徴は標高400~500mの石灰岩地帯からなるカルスト台地を中心に行われていること。水はけが良く昼夜寒暖差が大きいため、より甘みが増す。種無しが特徴で食べやすく贈答品としても人気が高まっており、昨年の売り上げは過去最高の11億円3300万円。岡山県新見市産業部農林課課長補佐兼農業振興係長の藤井和昭氏によると、今年の出来栄えは上々。8月中旬からの気温が平年並みに下がり、日照時間に恵まれたことで、粒張りが上々で甘みが強くなっている。昨年3月より岡山―香港間の路線が就航して以来、利用者が年間4万人を超える中、さらなる観光誘致と販路拡大を狙う。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20170929_3968/