民間人権陣線、香港衆志、社会民主連線(社民連)など5団体は10月1日、「十一反『威権』大遊行」と題するデモ行進を開催した。2日付香港各紙によると、デモの参加者は主催者発表で4万人、警察の推計ではピーク時に4300人だった。デモ隊はビクトリア公園から特区政府本庁舎前まで行進。袁国強・司法長官の辞任要求や政治弾圧への反対などを掲げ、獄中の社会運動活動家らに声援を送った。ただし十数人の参加者が「香港独立」のプラカードや旗を掲げてデモ行を乗っ取る様子も見られた。特区政府は同日、デモに対する回答として「香港の裁判官と司法関係者はプロとして独立して案件を処理してきた。法廷の公平公開な審理で提出された証拠と適用する法律に基づき判決を下すため何ら政治要素は存在しない」と述べ、「政治送検」「迫害」との指摘は事実ではなく法廷の判決を無視していると批判。セントラル占拠行動の学生リーダーや立法会突入で収監された16人は集会・デモ・言論の権利行使で有罪となったわけではなく暴力行為によって裁かれたことをあらためて説明した。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20170928_3916/