国慶節と中秋節の連休を直前に控えた9月29日、香港エクスプレス航空が10月1日から8日までの日本便と韓国便の一部を突如キャンセル、航空業界と香港市民から非難を浴びる事態となった。10月1~3日付香港各紙によると、欠航となったのは大阪と名古屋、ソウルの定期路線計18便で、2000人を超える乗客が影響を受けたという。日程や便の変更、航空券の払い戻し、他社便への振り替えなどを行ったが混乱は収まらず、1日に同社のアンドリュー・コーウェンCEOと上層部が謝罪と事情説明を行った。欠航の直接の原因は8月に起きた操縦トレーナーの大量辞職で、急きょ社員の募集を行ったものの退職者の穴を埋められず、考慮の末に欠航の判断がなされたという。運輸及房屋局の陳帆・局長は事態を重く見て、同社に対して民航処と空運牌照局を通じて6日までに詳細な報告を行うよう求めている。また規定違反の可能性も指摘されているが、その懲罰に関しては「報告前でありコメントするには時期尚早」と明言を避けた。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20170808_2524/