公共住宅の優先入居、2つの物件で殺人事件【香港―社会】

公共住宅の入居申請者の平均待ち時間が4年余りに及び入居申請に対し供給が追い付かない状態に陥るなか、今年も人気のない物件でも構わない市民なら優先的に割りあてる「特快公屋編配計画」への申請が始まり、9月25日には対象物件が公表された。26日付『りんご日報』によると、今年の申請件数は約8万500件、当選確率は72倍強。物件供給量は約576フラットだが、いずれも低層階やゴミ置き場に近い、エレベーターがない、シロアリ被害があったなどの条件が良くない物件で、殺人事件が起きた物件2つも含まれている。そのうち1つは3年連続で対象物件になっているもののいまだ借り手がないという、屯門の団地「安定邨」にあるフラット(広さ約250平方フィート、家賃月額958ドル)。2002年に男性の保育士がある母親にふられた腹いせに、その女性の子供2人(9歳と4歳)を殺害しナイロン袋に入れて遺棄した事件が起きた場所だ。もう1つは「沙頭邨」の過去に2度も殺人事件が起きたフラットだという。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20170728_2356/

Share