香港貿易発展局(HKTDC)は9月14日、輸出の景況を表す最新の輸出指数を発表した。15日付香港各紙によると、第3四半期の輸出指数は46.2で、第2四半期の50.1から3.9ポイント下落。再び景況の分かれ目である50を下回った。HKTDCの関家明・研究総監は「衣類、玩具、宝飾品、時計などの業界でパフォーマンスが低下し、全体の輸出指数を押し下げた。輸出業者が短期的な輸出見通しを悲観していることも反映している」と指摘した。市場別では中国本土が唯一50を上回る51.5となったが、米国は47、日本は48.6、欧州連合(EU)は49.5だった。輸出業者への調査では、米国の保護主義政策については81%が「何ら影響はない」、18%が「マイナス影響がある」と答えた。潘永才・世界市場首席エコノミストは「過去の基数が高いため年内の輸出伸び率は鈍化するものの、通年で5%の達成は可能」との見方を示した。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20170825_3112/