香港中文大学の副教授が妻子殺害の容疑で9月11日に逮捕、即日で裁判が行われた。12日付香港各紙によると、被告は同大医学部の副教授でマレーシア国籍の医師、許金山・容疑者(52)。事件が起きたのは2015年5月22日の沙田西沙路の路上で、車内で容疑者の妻(47)と娘(16)が一酸化炭素中毒で死亡しているのが発見されたという。車両は故障もなく被害者に外傷もなかったことから捜査は困難を極めたが、2年間にわたる遺留品の科学捜査の結果、車内にあったバランスボールに一酸化炭素のガスが詰められていたことが判明し、逮捕の決め手となったようだ。許容疑者が逮捕されたのは9月11日の早朝6時で、11時には沙田の裁判所に移送されている。殺害に至った動機や経緯はまだあきらかにはなっていないが、『りんご日報』では、許容疑者が2006年ごろから20歳以上年下の同僚の女性医師と親密な関係にあったことを報じている。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20170810_2633/