九龍城で9月11日、高所から消火器が投げ落とされる事件があったが、幸い通行人や車両、付近住民に負傷者は出なかった。12日付香港各紙によると、11日10時ごろ南角道でビルの屋上から落ちてきた消火器がビル2階のテラスにいったんぶつかって半分に割れ、消火器の下半分はそのままテラスに残ったが、上半分が3メートル先の道路に落ちた。その後1分もたたないうちに、もう1本消火器が落ちてきて、細い路地裏の側溝の中に落下したという。パーンという大きな音が響いたため、住人らは爆発や火事かと思ったようだが、通報を受けて駆け付けた警察と消防の調べで、ビルに爆発や火災の形跡はなかった。現場で見つかった消火器はいずれも外側はさびついており、中に化学薬品も入っていなかったことから、廃棄処分されたものを何者かが持ち帰り、ビルの高所から落としたものとみられている。警察では付近の防犯カメラの映像を解析するなど、捜査を進めている。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20170623_1475/