大学の掲示板、故人・遺族への嘲弄で波紋【香港―政治】

大学での相次ぐ「香港独立」などのスローガン掲示が波紋を広げている。9月9~11日付香港各紙によると、香港教育大学では特区政府教育局の蔡若蓮・副局長の息子が自殺したことを嘲弄する張り紙が掲示板に張られたが、監視カメラの映像から張ったのは若い男性2人であることが分かった。張仁良・学長は2人が同大学の学生であることが証明されれば大学側は規律プロセスに沿って処理すると説明。だが学生会の黎暁晴・会長は大学側が監視カメラの映像を基に張り紙した者を追究するのは「白色テロだ」と批判した。これに対し教育局の楊潤雄・局長は「言論の自由には越えてはならない一線がある。大学側が行動をとるのは白色テロと思わない」と強調した。同大学では9日、今度は故・劉曉波氏とその妻を嘲弄する張り紙が張られた。簡体字でプリントされているものの、言葉遣いや字形からみて中国本土の学生の仕業に見せかけようとした意図がうかがえる。さらに香港城市大学で8日深夜、「香港独立」とプリントされたTシャツを来た青年が掲示板に蔡副局長を嘲弄する張り紙を張った。警備員に見つかって逃げたが、写真から2016年に選挙主任への脅迫行為で逮捕された人物が特定された。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20170911_3486/

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