中央人民政府駐香港特区連絡弁公室(中連弁)の張暁明・主任が国務院香港マカオ弁公室主任に転任するもようだ。9月7~8日付『香港経済日報』によると、香港マカオ弁公室の王光亜・主任は現在67歳で、すでに定年の65歳を越えているため退官が近いことが明らかとなっていた。北京の香港マカオ弁公室と香港の中連弁は中央の対香港政策の両輪であり、主任はともに部長級(大臣クラス)となっている。以前、両弁公室はそれぞれの人脈を堅持していたが、香港マカオ弁公室副主任だった張氏が2012年に中連弁主任に就任したことで人材の相互乗り入れが始まり、中連弁法律部部長だった馮巍氏が13年に香港マカオ弁公室副主任に就任するなどしている。張主任が香港マカオ弁公室に戻るということは中央の対香港政策の方向性に大きな変化はないことを意味しているほか、今後の両弁公室の連携が強化される見込みだ。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20170811_2726/