ジェトロ香港事務所は9月7日、香港総商会(HKGCC)との共催で香港対日投資セミナーを開催した。会場となった香港総商会には香港の不動産、ホテル、旅行代理店などの企業や投資関係者およそ100人が参加した。訪日外国人旅行者数は昨年2400万人を突破、上方修正した2020年目標の4000万人に向け堅調に推移している。近年の関西国際空港の航空路線拡大に伴い、外国人旅客者数は過去5年間で4.5倍に増加し、鉄道や道路などのインフラの充実に加え都市再開発プロジェクトが進んでいる。香港のホテル業界が関西エリアに注目する中、セミナーでは株式会社日本ホテルアプレーザルの北村剛史・代表が「関西の魅力と日本のホテルビジネスの展望」と題して基調講演を行った。北村氏は日本の魅力を日本人ではなく海外の方々の視点で発信していくことの大事さを訴え、「海外からのリピート率を高めるためにも、訪日する観光客を裏切らない、期待を上回る(ホテル業界の)対応も課題となる」と日本のホテル業界の現状と問題点、今後の課題について指摘した。このほか関西4自治体(奈良県、和歌山県、大阪市、堺市)から各地の開発計画や優遇政策についての説明や、ネットワークレセプション、個別面談なども行われた。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20170905_3269/