金融管理局前総裁、本土との金融関係に言及【香港―経済】

香港金融管理局(HKMA)前総裁で行政会議メンバーを務める任志剛氏は8月31日、ブログ「観点」で中国人民銀行の陳元・元副総裁の言葉を引用し、1国2制度における香港と中国本土の金融関係について説明した。9月1日付香港各紙によると、任氏は香港返還前に陳氏とともにロンドンや東京などで香港の金融に関するセミナーに出席した際のことを回想。陳氏は本土と香港の金融関係を処理する原則として(1)2つの通貨と2つの金融体制(2)2つの金融当局(3)リスク管理で協力(4)人民銀は香港の通貨安定をサポート(5)両地間の金融事務を手配(6)本土金融機関の香港での地位(7)上海と香港の相互補完――の7つを挙げ、2つの通貨制度の間には主従関係は存在せず独立した関係と強調したという。任氏はこの7原則が過去20年、金融分野における香港の優位性を保障してきたと指摘した。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20170829_3157/

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