台風13号(ハト)によってさまざまな被害が出たが、九龍半島東部の紅●に位置するマンションでは、窓ふきや外壁工事に使用するゴンドラが強風にあおられて住居の窓に激突し、3世帯の窓ガラスが割れ落ちたり、バルコニーが壊れる事故となった。8月25日付香港各紙によると、香港のビルでは作業がないときもゴンドラをいちいち取り外さずに常に配備しているビルも多く、部屋のオーナー組合や管理会社がその管理を行うことになっているという。今回事故があったマンションでもゴンドラを常備。事故当日の目撃者は衝突前の様子をブランコのようだったと話しているが、通常は固定式のロープを使用するためそこまで揺れることはあり得ないそうで、管理者の責任が問われることになりそうだ。一方、香港島東部に位置する団地の杏花邨では地下駐車場が水没し、スーパーカーのランボルギーニを含む自家用車約20台が30時間以上も水没した。このほか、香港近海では多くの船舶が遭難し、2日間で救助された船員らは50人、行方不明者は15人に上った。【●=石へんに勘】【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20170824_2981/