民主派政党である工党は8月23日、胡穂珊・主席が辞任し離党したと発表した。24日付香港各紙によると、工党秘書処の発表では胡主席は先に書面で辞任・離党を通知。当面は党務副主席兼青年部主席の趙仕信氏が主席代行を務め、年末に新たな主席を選出する。胡氏は23日にメディアの取材に応じ、工党内にはかねて組織的問題があるほか、公正を欠き、一部には規律的な問題もあり、主席として対処することも難しく離党を決めたことを明らかにした。工党は2011年に設立し、民主派団体が寄り集まって組織されたことから旧体制の名残も影響している。特に李卓人・前主席が壱伝媒集団の黎智英氏からの献金を自身の懐に入れていた疑いは党への支持離れにつながり、党内でも問題は片付いていない。また張超雄氏は立法会議員の身分を楯に多くの問題で胡氏と反目していた。さらには元立法会議員の何秀蘭・副秘書長からは長期的に理不尽な扱いを受けていたことが離党の主な理由とも伝えられている。【関連記事】http://www.hkpost.com.hk/history/index2.php?id=14978