高等法院(高等裁判所)上訴庭は8月17日、「セントラル占拠行動」の学生リーダーだった3人に対し特区政府本庁舎前の広場に突入した事件の量刑見直しで裁定を下した。同日付香港各紙と香港電台(RTHK)ニュースによると、新たに下された量刑は香港専上学生連会(学連)の周永康・元秘書長が禁固7カ月、香港衆志の羅冠聡・主席(学連前秘書長)が禁固8カ月、黄之鋒・秘書長(元学民思潮召集人)が禁固6カ月。先に下された社会奉仕令や執行猶予付きの量刑に不満を訴えた特区政府律政司の主張が認められた。民主派陣営は立法会議員の資格を喪失した羅冠聡氏か黄之鋒氏が香港島選挙区の補欠選挙に立候補すると見込んでいたが、半年以内に補選が行われるとすれば2人とも出馬のチャンスはないこととなる。民間人権陣線の区諾軒・召集人は、昨今のこうした判決は若者らに社会運動に身を投じる代償の大きさを感じさせるため、短期的には民主化運動がこれまでになく低調になるとみている。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20170811_2724/