英エコノミスト・インテリジェンス・ユニット(EIU)による2017年「世界で最も住みやすい都市」のランキング調査で、香港は前年43位から2ランク後退して45位となったことが分かった。8月17日付香港各紙によると上位3位は昨年と同じで1位はメルボルン、2位はウィーン、3位はバンクーバー。香港は2013~16年はアジアトップ3に入っていたが、今回はシンガポールがアジア3位となり、香港は同4位だった。香港がシンガポールに抜かれるのはこれが初めて。アジアでの1位は東京(世界13位)、2位(世界14位)は大阪だ。調査は世界140都市を対象とし、社会の安定、医療、文化環境、教育、インフラの5大指標で評価。グローバル企業が駐在員の待遇を決める客観的な目安を提供する目的で行われているため、必ずしも現地の人にとっての住みやすさの評価ではない。EIUはシンガポールが前年に比べ11ランクも上がった理由として、当地の教育環境が大幅に改善されたことと政府のハイテク分野へのサポートなどからIT人材が多く移住したことを挙げている。【関連記事】http://www.hkpost.com.hk/history/index2.php?id=12575