広州―香港間高速鉄道(香港区間)は来年第3四半期の開通を目標としているが、そのためには「一地両検」の実現プロセスを今後1年で完了させなくてはならないもようだ。7月27日付香港各紙によると、「一地両検」の実現に向けた政府案では(1)香港と中国本土が「一地両検」の協力措置で合意(2)全国人民代表大会(全人代、国会に相当)常務委員会に協力措置の批准・確認と基本法20条に基づき香港に「一地両検」実施の授権を求める(3)現地立法――の3段階を経る。高速鉄道を来年第3四半期に開通させるためには2017/18年度立法会会期に現地立法を完了しなければならず、理論上は来年7月がデッドラインとなる。だが立法会が8月の追加会議に同意すれば夏の休会前に完了し、10月1日までに開通させることが可能だ。通常は条例の起草から可決まで約半年を要するため、現地立法の草案は今年末か来年初めに立法会に提出しなければならず、時間は非常に切迫しているといえる。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20170727_2345/