『りんご日報』の壱伝媒集団、雑誌業務売却【香港―経済】

『りんご日報』などを発行する壱伝媒集団(ネクストメディア)は7月17日、雑誌業務の一部売却を発表した。18日付香港各紙によると、壱伝媒集団は雑誌『壱週刊』とすでに休刊となっている『忽然1周』『FACE』『ME!』『Next+One』の香港と台湾の業務権益を黄浩氏に売却。傘下の雑誌のうち『飲食男女』と『交易通/青雲路』は引き続き同社で発行する。黄氏はフリーペーパー『都市日報』の元オーナー。売却総額は推定約5億ドルで、黄氏はすでに1000万ドルを支払い、9月末までに取引を完了させる。壱伝媒集団は過去数年にわたり赤字を計上し、特に雑誌業務の赤字は深刻で、先に編集スタッフの外注化が発表されていた。『壱週刊』は1990年創刊。香港で初めて欧米のパパラッチを導入し、有名人のプライバシーを暴露するなどで売り上げを伸ばし、その方式は95年創刊の『りんご日報』に受け継がれている。雑誌業務の売却を受けて壱伝媒集団の株価は7月17日の取引再開後に最大で約60%上昇し、過去1年半で最高に達した。【関連記事】http://www.hkpost.com.hk/history/index2.php?id=13991

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