瀕死のマーブルフォックス、ペット遺棄か【香港―社会】

ランタオ島塘福村のハイキングコースで7月14日、水路で動けなくなっていたキツネが消防隊員に救助された。7月16日付香港各紙によると、同日晩ハイキング客がハイキングコース途中の水路で衰弱しているキツネを発見。持っていたあんパンを与えるとよろよろと近づいて食べたものの、そばから離れようとせず、かわいそうになって救助しようと考えたそうだ。しかし電話で香港海洋公園とカドゥリー農場に問い合わせたところキツネは収容できないと拒否され、警察に通報。駆けつけた消防隊員が救助した。保護されたキツネはマーブルフォックスという種で、香港に原生するキツネではない。白い毛並みにグレーや茶色などのマーブル模様があるのが特徴で、とても美しいキツネだ。絶滅危惧種ではないため、香港でも輸入してペットとして飼育することは違法ではなく、発見者が近付いても人間を恐れなかったことから誰かに飼われた後に遺棄された可能性が強い。現在は動物愛護協会が保護観察しているが、伝染病などにかかっていた場合は殺処分になる可能性があり、市民らからは遺棄した人への批判と悲痛の声が上がっている。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20170615_1095/

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