高等法院(高等裁判所)は7月14日、特区政府が昨年12月に起こした非親政府派議員4人の議員資格喪失を求める裁判で判決を下した。同日付香港各紙と香港電台(RTHK)ニュースなどによると、裁判官は劉小麗氏(無所属)、姚松炎氏(建築・測量・都市計画・緑地設計業界選出)、羅冠聡氏(香港衆志)、梁国雄氏(社会民主連線)の立法会での宣誓を無効と判断し、4人の議員資格喪失を宣言。昨年10月12日にさかのぼって適用される。裁判官は「4人の宣誓方式は明らかに誠心誠意に宣誓する意思がなく、宣誓の責任を履行する意思はないため、宣誓の原則に違反する」と説明した。梁国雄氏は7月13日、裁判を「政治迫害」と批判し、ひとたび敗訴の判決が出れば4人とも終審法院(最高裁判所)に上訴すると予告していた。青年新政の2人に続き今回の4人が議席を失うことで今後、補欠選挙が行われる。仮に補選の議席をすべて親政府派が獲得した場合、非親政府派は3分の1を下回る23議席となり、政治体制改革案の採決で否決権を失う。【関連記事】http://www.hkpost.com.hk/history/index2.php?id=16347