特区政府運輸及房屋局の陳帆・局長は7月11日、廉価な合法的「極狭アパート」を供給する構想について説明した。12日付香港各紙によると、極狭アパートは福祉機関が運営する安全で衛生的で、コスト負担だけの合理的価格で公共住宅の入居待ち市民に住居を提供するもの。現在の一般的な極狭アパートよりも広く、家賃は市場価格の半額とする。発展局と労工及福利局と協力し、パイロットスキームとして年内の供給開始を目指している。陳局長は現在、慈善団体や不動産所有者と協議しているほか、建築士から合法的に唐楼を改築する極狭アパートの設計図も寄せられたことを明らかにした。壁を強化ガラスにすることで実用面積を拡大することも提案されているという。将来的には市民からの募金を集めて同スキームが社会運動となり、多くの物件オーナーや非営利団体が参入することも目指している。【関連記事】http://www.hkpost.com.hk/history/index2.php?id=15904