11月に行われる立法会補欠選挙(九龍西選挙区)の立候補届け出の受け付けが10月2日に始まり、民主派の統一候補となる劉小麗氏と香港民主民生協進会(民協)の馮検基・元主席がともに届け出を提出した。10月3日付香港各紙によると、劉氏は非親政府派の各党派代表が声援を送る中で届け出を提出。従来から「香港独立」を支持していないと強調したが、自身の「自決」の立場についてはコメントを避けた。民主派候補の調整を行う民主動力の趙家賢・召集人は「馮検基氏は民主派ではない」と述べ、親政府派候補と目される陳凱欣氏に協力し民主派票を分散させる役割だと批判した。一方、馮氏は劉氏が出馬資格を得られた場合には自身は辞退すると強調。出馬すれば民主派票が割れるとみられていることについては、劉氏の代替候補である李卓人氏が九龍西選挙区で出馬したことがないのを挙げて票が奪われるのは自身の方だと指摘した。また陳凱欣氏は2日、正式に出馬を表明。近年の社会の分裂、対立で包容性や理性がなくなっていることを目の当たりにし、市民の団結を図り香港の難局を打開するのが出馬理由だと述べた。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20180926_13777/