特区政府は9月28日、外国人家政婦の最低賃金の引き上げを発表した。29日付香港各紙によると、賃金は8年連続の引き上げ。上昇幅は2.5%で、金額では110ドル増、月額の最低賃金は4520ドルになり、昨年の上げ幅2.3%よりわずかに伸びた。施行は9月29日以降の契約分からで、新規契約および現在継続している契約の更新時に適用される。また、雇用主は家政婦に対し無料で食事を提供するか、もしくは別途食費を支給する義務があるが、その食費手当も1053ドルから22ドル増(上げ幅は2.1%)の1075ドルに引き上げられた。香港雇傭代理協会の張結民・主席は「近隣のシンガポールやマレーシアに比べても500~1000ドル程度高いうえに、雇い主にも負担が大きくない」と評価、ただその一方「経験がありスキルの高い家政婦は売り手市場でこれより200~300ドル多くもらっている。5000ドル超えの家政婦も珍しくない」とも指摘している。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20180613_11028/