不動産代理の美聯物業(ミッドランド・リアルティー)は9月20日、住宅価格が第4四半期に2~3%下落するとの見通しを示した。21日付香港各紙によると、これは同社の布少明・住宅部行政総裁と劉嘉輝・首席アナリストが記者会見で明らかにしたもの。同社による住宅価格指数は今年1~7月に12.2%上昇し、同期の伸び率としては過去6年で最大となった。だが7月から取引状況は沈静化して住宅価格上昇の原動力は失われ、最新の住宅価格指数は過去7週間で最低となった。米中貿易摩擦の悪化と株式市場の低迷というマイナス要因がすでにプラス要因を相殺しており、第4四半期は住宅価格に引き下げ圧力がかかることは確実という。このため今年通年の伸び率は約10%にとどまると予測している。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20180822_12842/