香港貿易発展局(HKTDC)は6月20日、輸出の景況を表す最新の輸出指数を発表した。第2四半期の輸出指数は50.1で、第1四半期の47.1から3ポイント上昇。過去4年で初めて景況の分かれ目である50を上回った。HKTDCの関家明・研究総監は「世界の貿易環境が改善したため、香港のパフォーマンスも予想以上となった」と指摘。1~4月の輸出が前年同期比9.4%増となり、昨年通年の同0.5%減から好転したたため、業界の短期的な輸出見通しは慎重ながらも楽観に変わったことが反映された。このため2017年の輸出総額予測は昨年末に発表したゼロ成長から5%に上方修正した。業界別の輸出指数業界は電子製品が50.5、玩具が53.5、宝飾品が39.5、時計が54.0、衣類が42.0。市場別では米国が48.1、日本が48.9、中国本土が51.9、欧州連合(EU)が49.6。【関連記事】http://www.hkpost.com.hk/history/index2.php?id=17018