スマートフォンなどのゲームにのめり込む小学生が急増、1割近くが依存症ともいえる状態であることがわかった。6月21日付香港各紙によると、これは香港大学の心理学系社会及健康心理実験室が8校の小学4~6年生2006人を対象に行ったゲームに関する意識調査であきらかになったもの。9.8%が常にゲームのことが頭から離れず、ゲーム以外に興味がないと答えるなど依存症の兆候がみられるという。毎日3時間以上遊ぶとの回答は男子で13.9%、女子で6%もあり、なかには最高で毎日13時間遊ぶとの回答もあった。同大の鄭思雅・教授は「ゲーム依存が起きる原因は学業や対人関係でのストレスに起因することが多く、ゲームで現実逃避をしている側面がある」と指摘、また「ゲームの暴力描写の影響も無視できない。ゲームを一切やめさせるのは現実的ではないが1日2時間以内といった線引きを親が決めてあげることも重要」と注意を呼びかけた。【関連記事】http://www.hkpost.com.hk/history/index2.php?id=16916