11月の立法会補欠選挙への立候補を表明した自決派の劉小麗氏は、ウェブサイトから「自決」の文字が含まれている個所を削除したことが分かった。9月14日付香港各紙によると、劉氏が運営する「小麗民主教室」のサイトには「政治上公民自強自決」と題する政権公約(マニフェスト)が掲載されており、「香港人は政治自決の権利、自らの政治的地位を決定する権利がある」などと書かれていた。だが12日の時点でこれがすべて削除されており、出馬資格を得るための配慮とみられている。また劉氏は13日、同じく出馬する可能性がある香港民主民生協進会(民協)の馮検基・元主席と会談。劉氏は馮氏が出馬を断念するよう促し自身への支持を求めるつもりだったが、馮氏はあらためて民主派の予備選挙を行わないことや李卓人氏を代替候補とすることに反対するなど、交渉は決裂したもようだ。仮に劉氏が出馬資格を得られず李氏が出馬する場合は馮氏も出馬する可能性が高い。民主派は重鎮2人の対決で票が割れ、親政府派候補となる陳凱欣氏が漁夫の利を得るともみられている。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20180910_13328/