米中貿易摩擦で香港の格付けに影響も【香港―経済】

格付け会社のフィッチ・レーティングスは9月11日、米中貿易摩擦の影響が香港の格付けに影響することを示唆した。12日付香港各紙によると、香港で記者会見を行ったフィッチは中国の国内総生産(GDP)伸び率が昨年の6.9%から今年は6.6%、来年は6.3%に鈍化していくと予測。米国との貿易摩擦はまだ打開の糸口が見えておらず、米国がさらに2000億米ドル分の中国製品の関税を引き上げれば来年の中国経済にとって下振れ圧力になるとみている。フィッチの香港に対する格付けはAAプラスを維持しているが、最高のAAAを与えない理由については中国本土経済との関連性が高く、特に銀行業は本土経済が減速すればリスクが露呈するためと説明。今後は粤港澳大湾区や「一帯一路」による香港への影響を注視するが、本土経済の減速は香港の格付けに影響すると指摘した。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20180912_13425/

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