11日の香港市場は値下がり。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前日比190.87ポイント(0.72%)安の26422.55ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が100.46ポイント(0.96%)安の10333.16ポイントとそろって5日続落した。ハンセン指数は約1年2カ月ぶりの安値を切り下げている。売買代金は845億2500万香港ドルにやや縮小した(10日の売買代金は929億600万香港ドル)。投資家のリスク回避姿勢が強まる流れ。中国の知的財産権侵害に対抗する制裁関税第3弾(中国製品2000億米ドル相当を対象に25%の追加関税を課す)を検討中のトランプ米大統領は、中国からの全輸入品に追加関税を課すこともできると強硬姿勢を崩していない。中国側も相応の報復に出るとみられ、両国の対立が実体経済に悪影響を及ぼすと危惧される状況だ。(フィスコ提供)【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20180911_13341/