広州市で9月5日、第12回汎珠江デルタ地域協力・発展フォーラムと経済貿易商談会が開幕した。6日付香港各紙によると、林鄭月娥・行政長官は開幕式でのスピーチで「粤港澳大湾区の建設がさらに汎珠江デルタに広がれば、この広い経済エリアの発展に新たな原動力を注ぐこととなる」と言及。特区政府の今後の仕事の重点については「まず大湾区を国際的な科学技術イノベーションセンターとなること」として、香港が持つ世界レベルの大学や科学研究の実力、健全な法治と知的財産保護制度、加えて習近平・国家主席の支持を挙げたほか、医療と教育をはじめとして香港の優位性のある産業の大湾区進出を推進する意向を示した。また広州―香港間高速鉄道の香港区間が開通することによって西九龍駅から直接乗り入れる44駅のうち37駅は汎珠江デルタ地域であることを指摘。汎珠江デルタの企業は香港のインフラと物流サービスを利用して国際社会につながりを持ち商機を開拓できると強調した。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20180906_13189/