8月の香港PMI、48.5に上昇【香港―経済】

日本経済新聞社と金融統計機関IHSマーキットは9月5日、2018年8月の香港の購買担当者指数(PMI)を発表した。6日付香港各紙によると、8月のPMIは48.5で、7月の48.2から0.3ポイント上昇。2カ月連続で上昇したものの、5カ月連続で景況の分かれ目である50を下回った。特に生産と新規受注量がいずれも下落。米中貿易摩擦の影響で中国本土への販売量が顕著に減少している。IHSマーキット首席エコノミストのバーナード・アウ氏は「全体的にみて最新のPMI指数は第3四半期の域内総生産(GDP)伸び率が約2%であるのと一致する」とコメント。また澳新銀行大中華区の楊宇霆・首席エコノミストは「米中貿易摩擦による中国経済の下振れリスクと金利上昇による資金調達コストへの影響で、PMIは今後数カ月は引き続き収縮する」と分析している。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20180709_11693/

Share