香港に本社を置く国際的な投資管理会社アーガイル・ストリート・マネジメント・リミテッド(ASM)は、潜在的価値のある日本企業への投資を行い、その投資先に対して企業価値向上や競争力強化等を対話を通じてサポートする「エンゲージメント投資」を日本で本格的にスタートした。同社はLazard Asia Limitedの最高経営責任者とGoldman、Sachs&Co.の執行取締役を務めた経歴を持つKin Chan氏が率いており、現在約12億米ドルの投資資金を管理している。日本の上場企業は戦略的多様化に必要な優れた潜在的技術を持っているにもかかわらず、未開拓になっていたり、潤沢な現金残高を有効活用していなかったりと、本来の価値を見いだせずにいることが少なくない。同社のサポートを通じて、企業の現金準備金を戦略的投資に充てるなど、日本の上場企業を次の段階に導くことを考えている。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20170612_973/