プラスチックごみによる環境・海洋汚染問題が全世界で注視されている中、「KFC香港」は8月22日、翌23日から香港・マカオ域内の全支店で、プラスチック製ストローとコップのふたを自主的に提供することをやめると発表した。8月23日付香港各紙によると、同社ではこの全面廃止の前から香港域内の9つの支店でプラ製ストローの自主的な提供を中止したところ、客からの反応も良く、対象範囲を全支店71店舗へ拡大することを決めた。ただし、ドリンクのテークアウトは対象外だ。また、顧客から要望があった場合は提供できるようにストローとふたの一定数の在庫は維持するという。このほか、同社では使用済みストローとふたの回収ボックスを10支店に設置。ストローとふたは洗浄した後に、地元の芸術家に提供し、創作活動に役立ててもらう考えだ。一方、香港のマクドナルドでは9月3日から毎週月曜に、ストローを自主的に提供しない日を向ける。8月からはすでに発泡スチロール製コップの全面廃止を段階的に進めている。【関連記事】HTTPS://WWW.HKPOST.COM.HK/20180425_9497/