4月にリニューアルしたばかりの香港太空館(スペースミュージアム)の展示品が早くも消耗し、6割が修理またはメンテナンスが必要だという。8月19日付香港各紙によると、2つの展示室は2015年末から始まった改修工事を経て4月25日にオープン。新たな展示品110点がお目見えし、そのうち約7割がインタラクティブやマルチメディアによる体験型展示だと話題になった。しかし最近では、多くの展示品に「修理中・一時中止」というような張り紙が張られ、近づけないように囲いが設けられており、参観者の子供たちが落胆している。博物館を管理する政府康楽及文化事務署の話では、展示品の耐久性が当初予測よりも下回り、一部の展示品は設計のやり直しも必要で、その費用は40万ドルにもおよぶ。すでに改良・改善を重ねていて、一時は毎日20点に達していた修理中の展示品は現在では7点にまで減ったという。4月のリニューアルオープン以来、参観者数は18万人を超え、中でもインタラクティブ展示の使用率が極めて高く、消耗が激しいと指摘。ボランティアスタッフが参観者に正しい使用法を説明するなど、消耗を軽減する対策も講じている。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20180406_8265/