粤港澳大湾区の指導者会議、科学技術に重点【香港―政治】

香港・マカオ事務を主管する韓正・副首相は8月15日、北京で「粤港澳大湾区建設領導小組」第1回会議を主宰した。16日付香港各紙によると、韓副首相は会議で「中央は香港が国際イノベーション科学技術センターを建設するのを支持し、積極的に世界のイノベーション資源を呼び込み、広州―深セン―香港―マカオの科学技術イノベーション回廊を建設する」と述べたほか、香港マカオ住民が中国本土で起業・就業する便宜を図ることなどに言及した。林鄭月娥・行政長官は会議後、香港マカオ住民への便利措置として(1)広東省・香港・マカオ間の携帯電話ローミング費用を大幅に低減(2)香港マカオ住民の大湾区内での銀行口座開設手続きを簡素化(3)香港の電子マネーを大湾区で使用できるようにする――の3つを同小組が検討していることを明らかにした。また科学技術面では(1)中国科学院傘下の2つの研究所が香港科学園に進出(2)国務院科学技術部が特区政府創新及科技局と協力措置を締結(3)大湾区の院士連盟を香港に設立――の3措置が検討されているという。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20180815_12621/

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