中環でボヤ騒ぎ、歴史的建築にあわや飛び火【香港―社会】

中環で火災が発生し、現場から10メートル先の歴史的建造物に火が燃え移る寸前だったことがわかった。8月16日付香港各紙によると、火災が発生したのは15日未明の嘉咸街の屋台街の一角。屋台のうちの一つが出火し煙を上げ、近くのホテルの宿泊客数十人が避難する騒ぎとなった。市民の通報から5分後には消防隊が到着し、およそ一時間後には鎮火。火事の原因については現在も調査中で、けが人などはなかったものの、6個分の屋台が焼失した。また、現場からわずか10メートル先にあった歴史的建造物の「永和號」への飛び火も懸念されたが、寸前で回避された形となった。永和號は1880年ごろに建てられた3階建ての唐楼で、木製の階段、タイルの幾何学模様など特徴も多く、去年、第一級歴史建築に指定されたばかり。映画『重慶森林(邦題:恋する惑星)』にも登場した。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20180409_8288/

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